中国C-POP

中国C-POPの名曲・人気曲ランキングと動画

中国の「C-POP」の名曲ランキングです。曲名と歌手(アーティスト)名の一覧。Youtube(ユーチューブ)の動画付きです。有名な曲や人気曲、おすすめ音楽、ラブソング、バラード、かっこいい曲、歴代ヒット曲など。台湾含む中国語の歌が対象です。~MOVE

順位 曲名、アーティスト、発売年、動画 解説、動画
「月は何でも知っている(月亮代表我的心)」
(The Moon Represents My Heart)

テレサ・テン
(鄧麗君)

1977年

テレサ・テン

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謝采妘によるカバー(Amazon)→
台湾出身で、日本でも大活躍した20世紀の大スター、テレサ・テンの代表曲。 台湾の別の大物歌手が1973年に歌った曲を、テレサが1977年にカバーした。台湾、香港、中国で大流行した。

「あなたを愛する心は本物であり、いつまでも揺らがない。まさに月がその気持ちを表している」という純粋なラブソング。 テレサ・テンの優しくささやくような歌声が光る。 中華圏では伝説的な曲であり、様々な歴代ランキングで上位に選ばれている。

中国本土では、政府の規制により長年にわたって外国の曲が禁止されていたが、 1978年の門戸開放政策によって許されるようになった。 この曲は、門戸開放に伴って大流行した最初の曲とも言われる。 それまでの共産党支配下の中国では、ロマンチックな歌は「ブルジョワ的」として敬遠される傾向があったこともあり、 本曲のようなテレサのバラードが中国の国民の心情に与えるインパクトは大きかったという。

2000年の香港ゴールデン・ソングス・アワード(RTHK Top 10 Gold Songs Awards)において、 「20世紀の中国語の曲ベスト10の曲(香港20世紀十大中文金曲)」の1位に選ばれた。 2010年12月に台湾ゴールデン・メロディー・アワード(金曲奨)で発表された「歴代ベスト30曲(30年30歌)」でも1位になった。
何日君再来
(いつの日君帰る/ホーリー・ジュン・ザイライ)

周セン(しゅうせん)
(チョウ・シュアン、Zhou Xuan)

1937年

周セン(しゅうせん)

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【音楽配信】
テレサ・テンによるカバー(Amazon)→
この歌のルーツを追い続けた作家の中薗英助氏の著書「何日君再来物語」によると、もともとは卒業する学友を送るタンゴだったという。

中国大陸で日中戦争が激化の一途をたどったころ、大衆歌謡曲として上海を中心に日本軍占領下の南京、北京、天津などの大都市で流行していった。 日本でも、渡辺はま子や山口淑子(李香蘭)らが歌って大ヒットした。 テレサ・テンも歌った。

歴史の波にほんろうされてきた歌でもある。 日中戦争の時期、日本軍の支配下で流行したことから「売国的」とレッテルをはられたこともある。 新中国成立後は、国民党軍を慕っている、との批判もあった。 「君」と「軍」とが、中国語で似通った発音をするために、「何日軍再来」と歌っている、とみられたようだ。

文化大革命の間はもちろん厳禁。文革後、一時は中国の庶民の間で復活したものの、1982年3月には、中国文化省政策研究室によって「黄色(エロ)歌曲」とらく印を押された。「歌詞の内容が色情をあおり、メロディーが堕落的、通俗的で、人々の病的な感覚を刺激する」というのだ。

1980年代以降の開放政策によって、規制が緩和されていった。
小幸運
(A Little Happiness)

ヒビ・ティエン
(Hebe、田馥甄)

2015年7月

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映画の予告編→
台湾の歌。バラード。高校生の恋愛をコミカルかつロマンチックに描いた台湾映画「私の少女時代」の主題歌。 中国語圏で大ヒットした。 中国語の曲として初めてYoutube(ユーチューブ)で動画再生回数1億回を突破した。

ヒビは台湾の新竹市出身。 2001年に結成された3人組アイドルグループ「S.H.E」のメンバーとして有名になった。 2010年にソロ・デビュー。 3枚のアルバムを成功させた後、映画向けに制作したこの曲で世界的なスターになった。
童年
(Childhood)

ルオ・ダーヨウ
(羅大佑、Lo Ta-yu)

1982年

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収録アルバム「之乎者也」→
最高にキャッチーなポップソング。 古き良き子供時代を想起させるノスタルジーに満ちている。 間奏の口笛の音も愛らしい。 台湾の音楽史を代表する歌手(シンガー・ソング・ライター)であるルオ・ダーヨウ(羅大佑)の傑作。

作詞、作曲もルオが自ら手掛けた。

ルオは1980年代の「マンドポップ」(北京語の歌謡曲)の世界でトップスターとなった。 メロディアスな曲とウィットに富んだ歌詞でも知られ、 台湾だけでなく、中国本土や香港でもアイコン的な存在となった。

この曲は1982年の伝説的なデビューアルバム「Zhi Hu Zhe Ye(之乎者也)」に収録された。
我是一隻小小鳥
(I'm Just a Little Bird)

チャオ・チュアン
(趙傳、Zhao Chuan)

1990年

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ライブ演奏→



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女性歌手によるカバー→
台湾を代表するロック歌手チャオ・チュアンの名曲。 チャオならではの男らしい実直さや純朴さにあふれている。 まさに「質実剛健」的な生き方を表現したパワフルなバラード。

曲名の意味は「私はただの小鳥に過ぎない」。 歌詞では「私は自分の夢を追求しようと決めたとき、『重圧』よりも『尊厳』を選んだ」と歌う。

1988年に中国大陸を席捲したシングル「I'm Ugly, but I'm Tender」に続く大ヒット曲となった。 その年の音楽賞を総なめにした。 30年以上にわたる長いキャリアの中でも、初期の傑作として人気がある。 チャオ自身も、一番好きな曲の一つだと公言しており、 ライブでも情熱的に歌い続けている。

チャオ・チュアンは「チーフ・チャオ」の名で親しまれている。 来日回数も多い。 1990年の「第20回東京音楽祭」に出演した。 1991年に岐阜市で開催された音楽祭「ワールドミュージック&ライトフェスティバル岐阜」にも招待された。
那些年(あの頃)
(Those Bygone Years)

フー・シャ
(胡夏、Hu Xia)

2011年8月

【動画】
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「ラブソング王子」と呼ばれる胡夏(フー・シャ)のバラード。 甘い歌声と抜群の歌唱力が光る。 台湾映画「あの頃、君を追いかけた」の主題歌。

胡夏は1990年生まれ。中国の広西チワン族自治区出身。 19歳で台湾の有名なオーディション番組「超級星空大道(One Million Star)」に参加。 2010年のグランプリに選ばれた。
我的歌声里
(You Exist In My Song)

チュー・ワンティン
(Wanting Qu、曲婉婷)

2012年4月

【動画】
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【音楽配信】
Amazon→ 収録アルバム「Everything in the World」→
中国出身で、カナダを拠点に活動する女性歌手ワンティンのヒット曲。 バラード。 ワンティンの美しい歌唱とピアノがさえる。

デビューアルバム「Everything in the World」に収録。 この曲のヒットにより、中国大陸などで一躍有名になった。 香港のロマンチック・コメディ映画のサントラとして使用された。

ワンティンは中国ハルビン市で生まれ、16歳でカナダに留学。 国際経営の学士を修得した後、カナダのバンクーバーで音楽活動を開始した。
霧之戀
(Wu Zhi Lian)

アラン・タム
(Alan Tam、譚詠麟)

1984年

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ライブ盤→
香港の人気スター、アラン・タムの曲。鈴木キサブローが作曲を手掛けた。

タムは1984、85年に谷村新司やチョー・ヨンピルと合同コンサート「パックス・ムジカ」を開くなど、日本でも古くから人気歌手として知られていた。 1987年には、同じく鈴木キサブローが作曲し、歌手・徳永英明が日本でヒットさせた「輝きながら…」をカバーし、香港や韓国でチャート上位になった。

映画スターでもあり、台湾作品を含め70本以上出演。1986年の主演映画「魔界天使」(ロー・カール・ウィン監督)などが有名。三人の夫を相次ぐ急死で亡くした美女に、恋をしてしまう男の物語。 また、1986年8月に公開された「サンダーアーム」では、香港のもう一人のスター、ジャッキー・チェンと共演した。 香港映画は大半が喜劇。「みんな日ごろは商売で忙しいから、映画は軽いタッチの喜劇が受ける」という。 台湾にも1981年から3年間住んでいた。当時の台湾は規制が厳しく、ギャング映画でも画面にピストルは出せなかったため、甘いラブストーリーが多かった。

タムは香港で多くのレストランを持つ実業家でもある。
沈黙は金(沈黙是金)
(Silence is Golden)

レスリー・チャン
(Leslie Cheung、張國榮)

1988年

【動画】
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香港出身の歌手・俳優、レスリー・チャンの32歳のときの曲 1988年にリリースしたアルバム「Hot Summer」に収録された。 香港ポップス(広東ポップ)の代表的な作品の一つと言われる。

サミュエル・ホイとのデュエット。
10 明年今日(来年の今日)
(Next Year, Today)

イーソン・チャン
(陳奕迅、Eason Chan)

2002年

【動画】
Youtube→


歌詞ビデオ→
香港出身のスター歌手、イーソン・チャンの代表曲。 チャンは1990年代後半にデビューし、20世紀末から21世紀初頭の中国音楽シーンを席捲した。 本曲は彼が頂点を極めた2002年に発売され、中華圏で大ヒットした。

今から1年後には、失恋から立ち直っていたいと願う男の切ない歌。 間奏のギターの音色も美しい。

11 蜜のように甘く(甜蜜蜜)
(Tian mi mi)

テレサ・テン
(鄧麗君)

1979年

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キョートな曲。香港アカデミー賞を総ナメにした映画「ラヴソング」(ピーター・チャン監督、レオン・ライ、マギー・チャン主演)の主題歌となった。

この映画は、中国大陸、香港、アメリカを舞台に、10年におよぶ男女の愛をつづる物語。劇中に流れる故テレサ・テンの楽曲が、切ないラブストーリーを優しく包み込んでいる。

本曲の曲名「甜蜜蜜」が、映画の原題にもなっている。本曲が、夢を求めて移住した一組の男女の出会いから別れ、再会までの感情の移り変わりを象徴的に表している。  

物語は、1986年にひとりの青年が大陸から香港へと渡るところから始まる。多くの中国人がたどった道だが、大陸出身を示すとしてテレサのファンだということを公言しない移住者、株の暴落、テレサの訃報(ふほう)など、フィクションの中に現実を投影させた十年間が描かれている。

台湾出身で、香港や日本で人気を得、パリに住んでタイで急死したテレサ。どこかよるべない彼女の生涯が、世界中を流浪する中国人を象徴している。そのうえ、テレサは映画の中で主人公たちを結びつける役割も果たす。性格も価値観も違うシウクワンとレイキウは、彼女の歌「甜蜜蜜」を一緒に歌ったことで友達になり、旧正月にテレサのカセットテープを売る露店を構え、失敗したことをきっかけに男女の仲になる。  

チャン監督は「歌は人生にとって大切なものです。だれにでも心に残る曲があって、自分にしか分からない微妙な気持ちは、たいてい古い歌が思いださせてくれる。テレサは中国人の気持ちを結びつけるただひとりの人物であり、同時に彼女の歌はスクリーンの中の人物たちを自然につなぐことができます」と語っていた。
12 さよならのキス(吻別)
(Goodbye Kiss)

張学友
(ジャッキー・チュン、Jacky Cheung)

1993年

公式動画→

ライブ動画(Youtube)→
歌手・俳優の張学友(ジャッキー・チュン)は香港のトップスター。日本でもアイドル的な人気を誇った。

本曲は33歳のときの作品。アジアで約300万枚以上売れた。また、同名のアルバムも記録的なヒットとなった。「四天王」と呼ばれる香港の人気者の中でもトップに立った。

1995年には、英米などのツアーも成功させた。5000人以上の大会場を使い、アジア人歌手では異例の規模となった。 全アジア的な人気を誇ったテレサ・テン亡き後、その後継として活躍した。

世界ツアーの一環で1995年末に来日。12人編成のバンドと8人のダンサーを率いて華やかなステージを展開した。桑田佳祐の「真夏の果実」も広東語で歌った。来日の際の記者会見では「私の願いは市場開拓ではなく、歌を通じた文化交流。ほかの香港歌手が、今後来日するための呼び水になれれば、うれしい」と語った。

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13 光年之外
(Light Years Away)

タン・チーケイ
(G.E.M.、鄧紫棋)

2016年12月

公式ビデオ(Youtube)→
香港の女性歌手タン・チーケイの大ヒット曲。 アメリカのSF映画「パッセンジャー」の中国での主題歌になった。 ユーチューブの動画再生回数が1億8000万回を超えた。

タン・チーケイは1991年に香港で生まれた。 「G.E.M.」という芸名で17歳でデビュー。 優れたアルバムを次々と発表し、 香港だけでなく、中国本土でもスターとなった。

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